コーヒーには脂肪燃焼や血糖値の上昇を抑える効果が期待できる成分が含まれており、それを利用した「コーヒーダイエット」がSNSの口コミでも話題になっています。
この記事では、コーヒーダイエットの効果、ダイエットのやり方について解説する他、効果をアップさせる美味しいアレンジレシピをご紹介します。
コーヒーダイエットに興味がある方は、是非ご覧ください。
コーヒーダイエットとは
コーヒーダイエットとは、毎日コーヒーを飲むことで体重を減量しやすくなると話題になっているダイエット方法です。
コーヒーにはダイエットの助けとなる成分が含まれているため、飲み続けるだけで健康的に痩せられると言われています。
「痩せる」とSNSの口コミでも話題に
SNSでは、コーヒーダイエットを実践した方による口コミがいくつも上げられています。
実際に「痩せた」と効果を実感している方も多く見られます。
コーヒーがダイエット中に効果的な理由
コーヒーにダイエット効果があると言われている理由は、含まれている成分にあります。
カフェインとポリフェノール(クロロゲン酸)には「脂肪燃焼効果」あり
コーヒーに含まれている代表的な成分は「カフェイン」と、コーヒー特有のポリフェノールである「クロロゲン酸」です。
カフェインの作用により神経が興奮し、基礎代謝量が増えることで脂肪燃焼効果があると言われています。
また、クロロゲン酸は肝臓や筋肉の細胞内にある脂肪燃焼器官(ミトコンドリア)へ脂肪が取り込まれるのを促進する働きが期待できます。
脂肪吸収を抑える効果
カフェインとクロロゲン酸には、脂肪の吸収を抑える効果も期待できます。
食後にコーヒーを飲むことで、上述の脂肪燃焼効果により体内への脂肪の蓄積を抑えることにつながります。
また、コーヒー豆の搾りカスから発見された「マンノオリゴ糖」という成分も脂肪の吸収を抑える効果があると言われています。
マンノオリゴ糖は腸内にある食べ物の流れを促進する作用があり、腸から余分に脂肪が吸収されなくなります。
マンノオリゴ糖を含むコーヒー製品も販売されているため、コーヒーダイエットの際はマンノオリゴ糖が含まれているか確認するのもおすすめです。
血糖値を抑える
コーヒーには、クロロゲン酸の働きにより血糖値の上昇を抑える効果もあると言われています。
急激な血糖値上昇が抑えられることでインスリンの過剰分泌を抑え、脂肪が蓄えられるのを防ぎます。コーヒーはダイエットだけでなく、健康的な体質づくりにも役立つ飲み物であると言えます。
コーヒーを飲むタイミングはいつが良い

コーヒーのダイエット効果をより実感するため、飲むタイミングにも注意することをおすすめします。
朝から飲んで脂肪燃焼
カフェインの基礎代謝をアップさせて脂肪燃焼を促す働きは、午後よりも代謝がややゆっくりとしている朝の方が効果が出やすいと言われています。
カフェインの覚醒作用により1日の仕事の効率も上昇するなど、朝のコーヒーには様々なメリットがあるのです。
食前に飲んで血糖値の上昇を抑える
クロロゲン酸は糖分の吸収をゆっくりにする働きがあるため、食前にコーヒーを飲むと血糖値の急上昇をより抑えることができます。
また、空腹感も抑えられるのた食べすぎ防止にも繋がるというメリットも。
食後30分以内に飲んで脂肪吸収を抑える
食事による脂肪の吸収をより効果的に抑えたいなら、食後30分以内に飲むのがおすすめです。
食後から時間の経過につれてコーヒーの脂肪燃焼・分解効果が減ってしまうので、なるべく早めに飲むと良いでしょう。
コーヒーダイエット成功の鍵は「ブラック(無糖)」

ダイエットとして飲むコーヒーは、ブラックをおすすめします。
その理由は次の通りです。
砂糖や牛乳はカロリーがアップ
コーヒーの苦味が苦手な方は砂糖や牛乳を入れてマイルドな味わいにすることもありますが、ダイエットという観点では脂質や糖分が増えてしまうためおすすめできません。
ブラックコーヒーを毎日飲むようにしましょう。
ミルクを使うなら「無脂肪牛乳」がおすすめ
どうしてもブラックコーヒーが苦手という方は、脂肪分が取り除かれた「無脂肪牛乳」を混ぜて味をマイルドにさせましょう。
脂質が増えてしまわないうえに、タンパク質の摂取もできるというメリットがあります。
甘みが欲しい場合は「はちみつ」がおすすめ
甘い味が好きだったり、たまには味を変えて楽しみたい…と思ったときは、はちみつを入れて甘みをプラスするのをおすすめします。
はちみつは少量で充分な甘みを感じられるので砂糖よりも糖分の摂取が抑えられる他、栄養素も豊富です。
コーヒーダイエットの効果をアップさせるアレンジ9選
ここでは、ダイエット効果を更にアップさせる美味しいアレンジレシピをご紹介します。
毎日ブラックコーヒーだけでは味に飽きてしまう…という方も、参考にしてみてください。
緑茶コーヒーダイエット
コーヒーに緑茶を混ぜた緑茶コーヒーは、ダイエット外来医師の工藤孝文先生がダイエットに効果的であると考案した飲み物です。
緑茶コーヒーダイエットのやり方や効果は、次の記事で紹介しています。
バターコーヒー(mctオイル)ダイエット
コーヒーに高品質なバターとMCTオイルを加えたバターコーヒーを、朝食代わりに飲むというダイエットです。
1杯で満腹感が持続するので通常の朝食よりもカロリーダウンできる他、様々な健康効果も期待できます。
バターコーヒーの作り方や効果は、次の記事で紹介しています。
おからパウダー(粉豆腐)コーヒーダイエット
ダイエット食材としても人気のおからパウダーとコーヒーを組み合わせた「おからパウダーコーヒー」。
満腹感を得やすいので、コーヒータイムに飲めばその後の食事における食べ過ぎを防げます。
NHKの番組「あさイチ」でも紹介され、話題になりました。
<材料>
・おからパウダー 大さじ1~2 ※細かいタイプがおすすめ
・コーヒー 1杯
シナモンコーヒーダイエット
シナモンの独特な香りとコーヒーの風味が合わさったシナモンコーヒーは、ダイエットや冷え性改善効果などがあると言われています。
美味しく簡単にダイエットをしたいという女性の方にはおすすめのコーヒーです。
<材料>
・シナモンパウダー 小さじ4/1〜1杯
・コーヒー 1杯
きな粉コーヒーダイエット
和菓子やお餅などによく使われるきな粉ですが、コーヒーと組み合わせることでダイエット効果を発揮できます。
きな粉は大豆を粉末状にしたものなので、大豆特有のイソフラボンや食物繊維、タンパク質が含まれています。
これをコーヒーに加えることで、ダイエット効果のアップにつながるのです。
<材料>
・コーヒー 1杯
・きな粉 小さじ2杯
・お好みで豆乳や無脂肪牛乳
ココナッツオイルコーヒーダイエット
ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が含まれており、摂取すると体内に脂肪が蓄積されにくくなると言われています。
便通改善効果も期待できるため、健康的にスリムな体型を目指したいという方には最適です。
<材料>
・コーヒー 1杯
・ココナッツオイル 小さじ1~大さじ1杯
※お腹を下しやすくなるため小さじ1杯で試してからがおすすめ
生クリームコーヒーダイエット
生クリームを加えたコーヒーはカロリーが高そう…と思うかもしれませんが、砂糖不使用タイプであればダイエット効果が期待できます。
生クリームに含まれる脂質がエネルギーとなり、脂肪燃焼の効率が上がるためです。
同様に脂肪燃焼効果のあるコーヒーと組み合わせれば、高いダイエット効果が期待できます。
<材料>
・コーヒー 1杯
・純正生クリーム 50cc
レモンコーヒーダイエット
レモンには美肌効果が期待できるビタミンC、血中のコレステロール値を抑える働きがあるペクチンなどの成分が豊富に含まれています。
コーヒーが持つダイエット効果と組み合わせると、痩せながらアンチエイジングもできると言われています。
<材料>
・コーヒー 1杯
・レモンスライス 1~2枚
・レモン果汁 適量
酢コーヒーダイエット
お酢に含まれる酢酸は、コーヒーのクロロゲン酸の働きを促進させると言われています。
珍しい組み合わせなので、美味しいの?と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、少量であれば味に大きな影響はありません。
<材料>
・コーヒー 1杯
・酢 小さじ1杯
・ハチミツ 小さじ1杯
急激に痩せるコーヒーは存在しない
コーヒーダイエットを実践した方の中には、1ヶ月で6kgの減量に成功したという声も上げられています。
この情報だけを見るとコーヒーは急激に痩せられる効果があるのでは?と思ってしまいがちですが、「急激に痩せられるコーヒー」というものは存在しません。
ダイエットの基本として、適度な運動やバランスのよい食事を習慣にした緩やかな減量が健康的であると言われています。
コーヒーはその習慣におけるダイエット効果をサポートしてくれる役割をしているという認識で、毎日飲み続けると良いでしょう。
コーヒーダイエットの注意点
最後に、コーヒーダイエットを行う上での注意点をご紹介します。
インスタントコーヒーでも大丈夫?
インスタントコーヒーにもカフェインやクロロゲン酸は含まれているので、ダイエット効果はあると言えます。
レギュラーコーヒーかインスタントコーヒーかは、ご自身が習慣化しやすい方を考えて選びましょう。
空腹時に飲むと下痢になる?
健康的な人の多くは空腹時にコーヒーを飲んでも影響がありません。
ただし消化器官の弱い方や体調が優れない方が空腹時に飲むと、下痢や腹痛が起きる恐れがあるため注意が必要です。
ご自身の体調や体質と向き合いながら、飲むタイミングを考えましょう。
飲みすぎはカフェイン中毒になる可能性が
カフェインは適量を摂取していれば問題ありませんが、過剰摂取するとカフェイン中毒になる可能性があります。
現れる症状としては、脈拍や呼吸数の増加、胸痛、めまい、不眠などです。
欧州食品安全機関では、成人の場合1日にコーヒー5杯程度(カフェイン400mg)がカフェイン摂取量の限度であると設定しています。
夜(寝る前)のコーヒーは太る可能性が
寝る前にコーヒーを飲むと、カフェインの作用により睡眠が浅くなります。
健康的に良くないことであるのはもちろんですが、眠りが浅いと成長ホルモンの分泌がスムーズに行われず代謝が落ちて効率よく脂肪が燃焼されません。
そのため、夜の寝る前にコーヒーを飲むと太ることに繋がるため注意が必要です。
まとめ
今回はコーヒーにダイエット効果がある理由やコーヒーダイエットのやり方、アレンジレシピについて解説してきました。
コーヒーを飲むだけで急激に痩せられるというわけではなく、健康的な食事と運動をしながら毎日飲み続けることが大切です。
飲むタイミングにも気を付けながら、コーヒーダイエットを試してみてはいかがでしょうか。
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