コーヒーと紅茶を混ぜた「鴛鴦茶」!作り方から健康への効果も解説

    同じカフェインが含まれている飲み物として比較されることの多いコーヒーと紅茶。

    香りや味の特徴はそれぞれ明確な違いがありますが、カフェイン量や健康効果などの差も気になるポイントですよね。

    今回はコーヒーと紅茶を混ぜた「鴛鴦茶」の作り方から、成分や健康効果の違いについて解説する他、コーヒーも紅茶に兼用で使える便利なアイテムもご紹介します。

    コーヒーと紅茶の健康効果が知りたい方、どちらも好きで飲んでいる方は是非ご覧ください。

    目次

    コーヒーと紅茶をブレンド(ミックス)した「鴛鴦茶」とは

    コーヒーと紅茶それぞれ人気の飲み物ですが、2つをミックスした「鴛鴦茶」をご存知でしょうか?

    「鴛鴦茶」香港のお茶で、「えんおうちゃ」と読みます。

    主な淹れ方は次の3つ。

    • 別々に淹れたコーヒーと紅茶を混ぜる
    • コーヒー粉と茶葉を混ぜてお湯を入れる
    • 先に紅茶を淹れてからコーヒー粉を加える

    コーヒーと紅茶の割合によって味も変わるので、多様な楽しみ方ができる飲み物です。

    今回は「別々に淹れたコーヒーと紅茶を混ぜる」作り方をご紹介します。

    香港式珈琲「鴛鴦茶」の作り方(レシピ)

    <材料>
    ドリップパックコーヒー:1袋
    紅茶:ティーバッグ:1袋
    砂糖:お好み
    ミルク:お好み

    STEP
    材料を用意
    コーヒーと紅茶のパックを準備
    STEP
    ドリップパックでカップ半分程コーヒーを抽出
    ドリップパックでカップ半分程コーヒーを抽出
    STEP
    ティーバッグでカップ半分程紅茶を抽出
    ティーバッグでカップ半分程紅茶を抽出
    STEP
    抽出したコーヒーと紅茶を一つのコップに混ぜる
    コーヒーと紅茶を一つのカップに混ぜ合わせる
    STEP
    お好みでミルクや砂糖を入れて完成
    お好みで牛乳や砂糖を入れて完成

    ジョージアからも「鴛鴦茶」が!新発売「コーヒーティー」

    鴛鴦茶そのものや素となる商品は小売店でもあまり見かけませんが、ジョージアから販売されている「コーヒーティー」は似たような風味が楽しめます。

    ラインナップはコーヒーに紅茶エキスパウダーが加えられた「ブラック」と、更にミルク・砂糖が加わった「ラテ」の2種類。

    セブン&アイグループ店舗で限定販売されており、鴛鴦茶の味を手軽に楽しめます。

    「鴛鴦茶」の美味い飲み方

    そのまま飲んでも美味しいですが、割合を変えたり砂糖やミルクを加えることで違った味わいを楽しむことができます。

    コーヒーと紅茶の割合を変える

    コーヒー:紅茶が3:7
    コーヒーの香りはわずかに感じられますが、紅茶の香りが強い。味はほとんど紅茶のよう。

    コーヒ:紅茶が5:5
    紅茶の香りと味が強く、コーヒーの風味は微かに感じる程度。

    コーヒー:紅茶が7:3
    紅茶の香りが穏やかになり、コーヒーの香ばしい香りが感じられる。味はコーヒーの苦味が感じられるように深い味に。

    ミルクを混ぜてラテにする

    ミルクラテにする

    鴛鴦茶にミルクを入れると、苦味がマイルドになりさっぱりとした風味に仕上がります。
    温めたミルクを使用すると、よりミルクの風味を感じられます。

    砂糖を加える

    砂糖を入れる

    コーヒーや紅茶の苦みが苦手な方、甘いものが好きな方は砂糖を加えて飲むのがおすすめです。

    お好みでミルクと組み合わせれば、まろやかさもプラスされて更に飲みやすくなります。

    コーヒーと紅茶の健康効果

    コーヒーと紅茶には様々な栄養成分が含まれていますが、それぞれの健康効果を解説します。

    「コーヒーと紅茶がどっちがいい?」は長年議論されている

    コーヒーはがんや高血圧が引き起こされるという説もあり紅茶の方が健康に良いと言われていました。

    しかし通常範囲の摂取に留めていれば、コーヒーの摂取によりがんや高血圧が引き起こされることはないという見解もあります。

    コーヒーと紅茶には、どちらも健康に良い効果が期待できるカフェインやポリフェノールが含まれています。

    そのため、実際にどちらが健康効果が良いか優劣を決められるものではありません。

    それぞれが持つ健康効果を理解し適度に摂りましょう。

    ダイエット

    実は「紅茶ダイエット」というダイエット法が生まれるほど、紅茶を日常的に飲むと痩せやすい体質に変わる効果が期待できます。

    決して紅茶を飲むだけで痩せられるという訳ではなく、規則正しい食生活や適度な運動を習慣づけていることを前提として、普段の飲み物を紅茶に変えるという方法です。

    紅茶には基礎代謝をアップさせたり体脂肪の分解や燃焼を促すカフェインに加え、紅茶特有のポリフェノールである「テアフラビン」が含まれています。

    このテアフラビンは脂質を体内に吸収するために必要な「乳化」を妨げる働きがあるため、体に脂肪が付きにくくなるのです。

    カロリー量

    コーヒーと紅茶のカロリー量は以下です。

    どちらもカロリー量は低く、ダイエットに適しています。

    スクロールできます
    種類カロリー
    エネルギー4kcal
    紅茶1kcal

    風邪予防

    紅茶に含まれているテアフラビンは、風邪のウイルスに付着して細胞への侵入を防ぐ働きがあります。

    他にも、お茶類には殺菌作用のあるカテキンが含まれているので「お茶でうがいをすると風邪予防の効果が得られる」と言われています。

    紅茶は緑茶よりも発酵が進んでいることからカテキンによる殺菌作用が高く、より喉の痛みの緩和や風邪のウイルス侵入予防に効果的です。

    高血圧の予防

    コーヒーに含まれている代表的な成分はカフェインですが、他にもコーヒー特有のポリフェノールである「クロロゲン酸」が含まれています。

    クロロゲン酸は、活性酸素を減らす効果が高い成分です。

    これにより血管の収縮・拡張のバランスを保つために大切な血管拡張因子の働きを助け、高血圧の改善や予防につなげてくれます。

    二日酔いにも効果的!利尿作用が強い

    二日酔いによる体調不良に悩まされているときはコーヒーが効果的です。

    コーヒーには利尿作用があるので、二日酔いの原因物質を素早く体外へ排出できます。

    また、コーヒーに多く含まれているカフェインは二日酔いの症状のひとつである頭痛を緩和する働きが期待されています。

    ただし、尿を排出することで体内の水分が減り脱水症状が起きる恐れもあるため水も適度に飲みましょう。

    朝の覚醒効果

    コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、眠気を覚ます効果があると言われています。

    心臓の収縮力を高めて心拍数や血圧を上げるため、特に低血圧の人は朝の眠気覚ましとして摂取するのがおすすめです。

    歯の着色(ステイン)が気になるコーヒーと紅茶

    コーヒーや紅茶など、色の濃い飲み物や食べ物は摂取回数が多いと歯に着色汚れが付きやすくなってしまいます。

    歯に色素沈着させないためにも、摂取後はすぐに水でゆすいだり歯磨きすることをおすすめします。

    コーヒーは口臭の原因にもなる

    コーヒーの場合、歯の着色汚れだけでなく口臭の原因にもなりやすいという特徴があります。

    コーヒーには抽出時にフィルターから抜けた豆の微粒子が溶け出しており、この微粒子が舌に付着し続けることで口臭が発生するのです。

    歯の着色汚れ予防も兼ねて、コーヒーの摂取後は特にマウスケアを意識すると良いでしょう。

    コーヒーと紅茶は妊婦さんも飲める?

    妊娠中の方がカフェインを過剰摂取すると、胎内の赤ちゃんの発育不良につながる恐れがあると言われているため注意が必要です。

    また、イライラしたり不眠症に悩まされるなど精神的にも負担をかけてしまいます。

    イギリス、カナダ、韓国などでは妊娠中の方が摂取するカフェイン量を200mg~300mgと定めています。

    コーヒーは約2杯、紅茶は3杯に相当するので、これを目安として摂取量を制限しましょう。

    コーヒーと紅茶の成分を比較

    コーヒーと紅茶に含まれる詳細な成分をご紹介します。

    成分表

    コーヒー(コーヒー粉末10gを150mlの熱湯で浸出した場合)

    スクロールできます
    成分含有量
    エネルギー4kcal
    たんぱく質0.2g
    炭水化物0.7g
    灰分0.2g
    ナトリウム1mg
    カリウム65mg
    カルシウム2mg
    マグネシウム6mg
    リン7mg
    マンガン0.03mg
    ナイアシン0.8mg
    ビタミンB20.01mg
    ビオチン1.7μg

    紅茶(5gの茶葉から360mlの熱湯で1.5~4分浸出した場合)

    成分含有量
    エネルギー1kcal
    たんぱく質0.1g
    炭水化物0.1g
    ナトリウム1mg
    カリウム8mg
    カルシウム1mg
    マグネシウム1mg
    リン2mg
    0.01mg
    マンガン0.22mg
    ビタミンK6μg
    ビタミンB20.01mg
    ナイアシン0.1mg
    ビタミンB60.01mg
    葉酸3μg
    ビオチン0.2μg

    カフェイン量の違いは?

    コーヒーと紅茶には、どちらもカフェインが含まれています。

    スクロールできます
    種類カフェイン量
    コーヒー(コーヒー粉末10gを150mlの熱湯で浸出した場合)60mg
    紅茶(5gの茶葉から360mlの熱湯で1.5~4分浸出した場合)30mg

    このように比較すると、カフェインはコーヒーの方が多く含まれていることが分かります。

    【おまけ】お茶(緑茶)とココアのカフェイン量

    ちなみに、同じく茶葉から抽出される緑茶やコーヒーと似ている飲料として挙げられることもあるココアにもカフェインが含まれています。

    スクロールできます
    種類カフェイン量
    玉露(10gの茶葉から60℃の熱湯60mlで2.5分浸出した場合)160mg
    煎茶(10gの茶葉から90℃の熱湯430mlで1分浸出した場合)20mg
    ピュアココア20mg

    同じお茶でも玉露や煎茶などの種類によりカフェイン量は大きく異なります。

    特に玉露は、新芽の濃厚なエキスを抽出して作られることから、コーヒーを大きく上回るほどのカフェイン量を含んでいるのです。

    ココアの場合、原料となるカカオマスを粉末状にしただけのピュアココアにもカフェインが含まれます。

    一方で、砂糖や脱脂粉乳などを混ぜて加工したミルクココアにはほとんど含まれていません。

    まとめ

    コーヒーと紅茶をブレンド(ミックス)した「鴛鴦茶」をご紹介しました。

    コーヒーと紅茶どちらも好きという方にぴったりの飲み方です。

    また、コーヒーと紅茶にはそれぞれに健康面に優れた効果があるため、両方を同時に得れるという利点もあります。

    作り方も記載しているので、お家で「鴛鴦茶」を試してみてはいかがでしょうか。

    他にもコーヒーの美味しいアレンジレシピをご紹介していますので、次の中から気になる記事を読んでみてください。

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