コーヒーは世界中で愛される飲み物であり、淹れ方によって様々な味を楽しむことができます。
この記事では、コーヒーの抽出方法の種類と特徴、淹れ方について解説していきます。
自分好みのコーヒーを探してみてはいかがでしょうか。
コーヒーの淹れ方には様々な種類がある

コーヒーを淹れるというと、ハンドドリップを思い浮かべる方が多いかと思います。
しかし、コーヒーには様々な淹れ方があり、同じ豆を使用していても濃さや味わいが変化します。
淹れ方によって様々な表情をみせるコーヒー、自分好みの味を探すことこそ、コーヒーの醍醐味といえるでしょう。
コーヒーの抽出方法は3種類

透過式抽出

透過式抽出は、コーヒー豆の粉に熱湯を注ぎ、フィルターを通して抽出液を取り出す方法です。代表的なものにハンドドリップがあります。
浸漬式抽出

浸漬式抽出は、コーヒー豆の粉と水を一定時間混ぜ合わせ、その後に液体を取り出す方法です。フレンチプレスやエアロプレスがこの方式に属します。
フィルターを使わない抽出

フィルターを使わず、コーヒー豆の粉と熱湯を直接混ぜ合わせて抽出する方法です。トルコ式コーヒーが有名です。
コーヒーの淹れ方12種とその特徴

1.ペーパードリップ

ペーパードリップは、フィルターにコーヒー粉を入れ、熱湯を注ぐことで抽出する手法です。クリアな味わいが特徴で、日本では最も一般的な淹れ方です。
2.ネルドリップ

ネルドリップは、布製フィルターを使用したドリップ式の淹れ方で、コーヒーのオイル分を含んだ濃厚な味わいが楽しめます。
3.サイフォン

サイフォンは、熱によって膨張した空気が抽出液を吸い上げる原理を利用した淹れ方で、独特の上品な味わいが特徴です。
4.エスプレッソ
エスプレッソは、高圧の水をコーヒー粉に押し付けて抽出する方法です。短時間で抽出されるため、濃厚でクリーミーな味わいと豊かな香りが特徴です。
4-1.直火式エスプレッソ

直火式エスプレッソは、コンロなどの直火で加熱するタイプのエスプレッソメーカーを使用した抽出方法です。家庭で手軽にエスプレッソが楽しめます。
4-2.業務用エスプレッソ

業務用エスプレッソマシンは、専用の圧力ポンプを使って抽出するため、より一層クリーミーで豊かな味わいを楽しめます。専門のバリスタが扱うことが一般的です。
5.エアロプレス

エアロプレスは、シリンダーにコーヒー粉と熱湯を入れ、プランジャーを押すことで抽出する方法です。短時間で、クリアでまろやかな味わいが得られます。
6.フレンチプレス

フレンチプレスは、コーヒー粉と熱湯を混ぜ合わせた後、プランジャーで粉を押し下げて抽出する方法です。コーヒーのオイル分を含んだ濃厚な味わいが特徴です。
7.パーコレーター

パーコレーターは、熱湯がコーヒー粉を通り抜けて循環することで抽出する方法です。独特の強い香りと味わいが得られますが、過抽出に注意が必要です。
8.ウォータードリップ(水出し)

ウォータードリップは、冷水をゆっくりとコーヒー粉に注ぎ、数時間かけてゆっくりと抽出する方法です。爽やかで苦味の少ない味わいが特徴です。
9.水出しポット

水出しポットを使用することで、冷水を均一に注ぎ、一定の速度で抽出することができます。夏にぴったりの爽やかなアイスコーヒーが楽しめます。
10.ベトナム式コーヒー

ベトナム式コーヒーは、金属フィルターを使って抽出し、練乳と一緒に飲むことが一般的です。濃厚で甘い味わいが特徴で、独特の飲みごたえがあります。
11.トルコ式コーヒー

トルコ式コーヒーは、非常に細かく挽いたコーヒー粉と砂糖を一緒に熱湯で煮詰めることで抽出されます。フィルターを使わず、独特の泡立ちと濃厚な味わいが特徴です。
12.クレバーコーヒードリッパー
クレバーコーヒードリッパーは、ドリップ式とフレンチプレスの要素を組み合わせた淹れ方で、シリコン製のストッパーで抽出時間を調節できます。透明感のある味わいと濃厚さが同時に楽しめます。
抽出器具の素材と特徴

ドリッパーの形状や材質
ドリッパーには、円錐形や平底など様々な形状があり、材質も陶器、プラスチック、金属などがあります。それぞれの特性によって抽出速度や味わいが変わります。
フィルターの素材
1.ペーパーフィルター

ペーパーフィルターは使い捨てで清潔、コーヒーの細かい粉や油分を除去できるため、クリアな味わいが得られます。
[ペーパーフィルターを使用する抽出方法]
ペーパードリップ
2.金属(メタル)フィルター

金属フィルターは繰り返し使用でき、コーヒーの油分も通すため、濃厚な味わいが楽しめます。
[金属フィルターを使用する抽出方法]
フレンチプレス
エスプレッソ
3.布フィルター

布フィルターは繰り返し使用でき、ペーパーフィルターと金属フィルターの中間的な味わいを楽しむことができます。
[布フィルターを使用する抽出方法]
ネルドリップ
サイフォン
ペーパードリップでの淹れ方

ペーパーフィルター
ドリッパー
サーバー
コーヒー豆
熱湯
グラムスケール
タイマー
使用するコーヒー豆を20g程度(2杯分)用意し、中細挽きに挽きます。
ペーパーフィルターをドリッパーにセットし、熱湯で湿らせて余分なペーパーの味を取り除きます。その後、サーバーに溜まったお湯を捨てます。
セットしたペーパーフィルターに挽いたコーヒー粉を入れ、表面を平らにします。
タイマーをスタートし、熱湯をゆっくりとコーヒー粉に注ぎます。最初に約40gのお湯を注ぎ、コーヒー粉が均等に湿るようにします。この時、30秒ほど蒸らします(ブルーミング)。
ブルーミングが終わったら、さらにお湯を注ぎます。約100gずつゆっくりと注ぎ、合計で約300gのお湯を注ぎます。お湯を注ぐ際は、コーヒー粉の中心から外側へ螺旋状に注ぐと、均等に抽出できます。
お湯をすべて注いだら、約3分程度待ちます。コーヒーがサーバーに落ちるのを待ち、抽出が完了したらドリッパーをサーバーから外します。
サーバーに抽出されたコーヒーをカップに注ぎ、お好みで砂糖やミルクを加えてお楽しみください。
よくある質問

まとめ
コーヒーの抽出方法には様々な種類があり、それぞれ独自の特徴や味わいが楽しめます。
自分の好みに合ったコーヒー抽出方法や器具を試して、日々のコーヒータイムをより楽しんでください。
異なる抽出方法で同じコーヒー豆を試すことで、新たな発見があるかもしれません。
最後に、コーヒーを淹れる際は、新鮮な豆を使用し、適切な粉の粗さや湯の温度を心がけることで、より美味しいコーヒーが楽しめます。
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