水出しコーヒーの作り方を解説!美味しくなるポイントやアレンジ例も

    後味スッキリ、ゴクゴクと飲める水出しアイスコーヒー。

    自宅で楽しむコーヒーはお湯から抽出する場合が多く、水出しコーヒーは専用の器具が揃っているカフェでなければ味わえないというイメージがありますよね。

    実は、お家でも簡単に美味しい水出しアイスコーヒーが作れます。

    今回は美味しい水出しアイスコーヒーの作り方や、更に美味しく仕上がるアレンジレシピもご紹介します。

    お家で水出しアイスコーヒーを楽しんでみたいという方は、是非ご覧ください。

    目次

    水出しコーヒーとは?

    水出しコーヒーは「コールドブリュー」や「ダッチコーヒー」とも呼ばれています。

    水を使い時間をかけて抽出するので苦味やえぐみが抑えられ、後味はスッキリとしながらも豊かな風味に仕上がるのが特徴です。

    その味わいから、水出しはアイスコーヒーに最適な抽出方法と言われています。

    水出しアイスコーヒーの作り方

    水出しアイスコーヒーの作り方は、大きく分けて2種類です。

    どちらの方法でも自宅で簡単に実践できます。

    【方法1】ピッチャーで市販のパック・コーヒー粉から作る

    専用の器具がなくても、家庭でお茶の水出しに使われているようなピッチャーで水出しアイスコーヒーを作ることができます。

    必要なものは次の3つです。

    • 市販、または自作の水出しコーヒー用パック
    • ピッチャー
    ピッチャーで市販のパック・コーヒー粉から作る、水出しアイスコーヒーの材料
    STEP
    水出しコーヒー用パックを空のピッチャーに入れる
    水出しコーヒー用パックが入ったピッチャー
    STEP
    静かに常温水を注ぎ、1時間ほど寝かせる
    水出しコーヒー用パックと常温水が入ったピッチャー
    STEP
    更に冷蔵庫で8時間ほど寝かせれば完成!
    冷蔵庫に入れた水出しアイスコーヒー

    作り終えたらパックを取り除き、飲みきるまでは冷蔵庫で保存する。

    市販のパックを使用する場合は商品によって作り方が違うこともあるので、パッケージに記載されている作り方も確認しておきましょう。

    抽出に時間がかかりますが、ピッチャーにパックと水を入れて放置するだけの簡単な作り方です。

    特別な技術は必要ないので、水出しアイスコーヒー作りに初めて挑戦するという方はこちらの方法で試してみてはいかがでしょうか。

    【方法2】本格的な専用ポット・サーバーを使う

    プロのように本格的な味わいの水出しコーヒーを作りたい方は、専用の器具を使って抽出する方法がおすすめです。

    必要な物は次の通りとなります。

    • コーヒー粉
    • ウォータードリップサーバー(フィルター付き)
    • スプーンやマドラーなどかき混ぜるもの
    STEP
    フィルターにコーヒー粉をセットする。
    STEP
    コーヒー粉に水を回しながらかける。
    STEP
    スプーンやマドラーなどでかき混ぜて全体を湿らせる。湿らせたら、コーヒー粉は平らにならしておく。
    STEP
    コーヒー粉が入ったフィルターをサーバーにセットする。
    STEP
    フィルターの上にタンクをセットして、中に水を入れる。
    STEP
    タンクの上に埃避けのフタを置いて、水がすべて落ちるまで抽出します。

    このとき、暑い場所に置いておくと水の温度が上がり風味を損ねる恐れがあります。なるべく涼しい場所に置いておきましょう。

    冷蔵庫に入るサイズなら、このまま冷蔵庫で冷やしながら抽出するとすぐに冷たいコーヒーを楽しめます。

    美味しい水出しコーヒーを作るポイント

    水出しコーヒーを美味しく仕上げるには、いくつかポイントがあります。

    風味に物足りなさを感じたり、美味しく仕上げられなかった場合は以下のポイントに気を付けて作ってみましょう。

    ポイント①:焙煎度が深めのコーヒーでコクをあげる

    水出しコーヒーはお湯で抽出した場合と比べて抽出の効率が下がります。

    そのため、しっかりとしたコクを出すために深煎りのコーヒー豆を使うのがおすすめです。

    また、専用のサーバーで抽出する場合は一度コーヒー粉を熱湯で蒸らしてから水で抽出すると更にコクを深めることができます。

    ポイント②:新鮮で品質の良い豆を使う

    水出しの場合、時間をかけて抽出されることからコーヒー豆本来の風味が出やすくなります。

    コーヒー豆は焙煎してから日ごとに味が落ちていってしまうため、購入したらなるべく早めに使用しましょう。

    ポイント③:軟水を使用する

    水はミネラルの含有量によって「軟水」と「硬水」の2種類に分けられますが、水出しコーヒーにはミネラルの少ない軟水が適しています。

    軟水のミネラルウォーターや浄水器を通した水道水などを使ってコーヒーを抽出しましょう。

    硬水はミネラル分が多く、雑味があることから抽出したコーヒーの口当たりも固くなりがちなので水出しコーヒーには適していません。

    水出しコーヒーをアレンジしてもっと美味しくする方法

    水出しコーヒーの基本的な作り方やポイントを理解したら、更に自分好みの味を追求したアレンジメニューを試してみるのもおすすめです。

    水出しコーヒーをアレンジするための2つの方法をご紹介します。

    アレンジ①:豆を変えてみる

    コーヒー豆は「アラビカ種」、「ロブスタ種」、「リベリカ種」という3つの品種に大きく分けられており、それぞれ酸味や苦味のバランスが異なります。

    生産されているコーヒー豆の内70%を占めているポピュラーな品種、アラビカ種はエチオピア原産で、香りと酸味に優れているのが特徴です。

    アフリカ原産のロブスタ種は油分があり苦味が強く、酸味は弱いので少量でもしっかりとした味わいのコーヒーに仕上がります。

    リベリカ種はアフリカ西海岸が原産地で、苦味の強い品種です。

    栽培された地域内のみで消費されており、史上にはほとんど出回らないことから「幻のコーヒー」とも呼ばれます。

    同じ品種内でもブランドにより香りや風味は異なるので、様々なコーヒー豆を試して自分好みの水出しコーヒーを完成させる課程も楽しみの一つと言えます。

    アレンジ②:フレーバーコーヒー

    水出しコーヒーをストレートで飲むのも良いですが、コーヒーの中に果物を入れると爽やかな香りと甘味がプラスされて一味違った美味しさを楽しめます。

    おすすめの果物

    水出しコーヒーは、レモンやライムなど柑橘系の果物と相性が良く、さっぱりとした味わいに仕上がります。

    輪切りや櫛切りにしてトッピングすれば見た目がおしゃれになるので、客人へのおもてなしドリンクとしてもおすすめです。

    作り方

    ●材料

    • 水出しコーヒー用パック
    • 常温水
    • レモンやライムなど柑橘系の果物
    STEP
    果物を輪切りにする。
    輪切りにしたレモン
    STEP
    ピッチャーやポットなど容器の中に水出しコーヒー用パック・輪切りの果物・常温水を入れ、そのまま冷蔵庫で8時間程度寝かせる。
    水出しコーヒー用パック・輪切りのレモン・常温水を入れたピッチャー
    STEP
    氷を入れたグラスに注ぎ、お好みで輪切りや櫛切りにした果物を入れたら完成!
    輪切りにしたレモンを入れた、水出しアイスコーヒー

    アレンジ③:砂糖やミルク

    コーヒーのアレンジメニューとして定番の、砂糖とミルクを加えたカフェオレ。

    水出しアイスコーヒーを使ったアイスカフェオレも美味しいですよ。

    作り方

    ●材料

    • 水出しアイスコーヒー
    • 牛乳
    • シロップ
    STEP
    グラスの半分まで牛乳を注ぎ、シロップを溶かす。
    牛乳を注いだグラスにシロップを入れる
    STEP
    氷を多めに入れる。
    牛乳、シロップ、氷を入れたグラス
    STEP
    水出しアイスコーヒーを注いだら完成!
    水出しアイスコーヒを注ぎアイスカフェオレが完成

    細くゆっくり注ぐと、コーヒーと牛乳が二層に分かれて見た目がおしゃれになります。

    まとめ

    苦味や酸味が少なくさっぱりと飲める水出しコーヒーはお湯で抽出する場合よりも時間がかかりますが、放置するだけなので誰でも簡単に作れます。

    使用するコーヒー豆や水、アレンジの仕方によって多様な味わいに仕上がるので、是非自分好みの作り方を見つけてみてください。

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