【コロンビアコーヒー】味・特徴とおすすめのコーヒー豆5選を紹介

    世界第三位のコーヒー生産量を誇る産地「コロンビア」。

    コロンビアコーヒーはフルーティーかつ酸味の強い品種が多いです。

    この記事では、コロンビアコーヒー豆の特徴から、おいし飲み方(入れ方)、おすすめのコーヒー豆までご紹介しています。

    目次

    コロンビアコーヒーとは

    コロンビアの風景

    コロンビアコーヒーは、その名の通りコロンビアで生産されたコーヒー豆のことです。

    ここでは、コロンビアでコーヒー豆が生産され始める歴史や生産量、生産環境について解説していきます。

    コロンビアコーヒー豆の歴史

    1730年代~1732年頃、コロンビアの東部タバにあるサンタ・テレサのキリスト教修道院にコーヒーの木が植えられました。

    その後、国内のキリスト教教会や修道院の間で広まり、国内でのコーヒー栽培が少しずつ増えていきます。

    1835年に初めてコロンビア産のコーヒーが輸出されてからは、世界の市場で徐々にその品質が認めら始めました。

    1927年にはコロンビア国立コーヒー生産者連合会が立ち上がり、コーヒー生産の開発・研究支援や更なる品質の向上に向けて活動開始。

    こうしてコロンビアのコーヒー生産は、国内でも重要な輸出産業となっていったのです。

    コロンビアコーヒー豆の生産量

    コロンビアコーヒー豆の年間の平均生産量は1200袋(1袋=60kg)。

    世界のコーヒー豆主要産地として挙げられるブラジル、ベトナムに続いてコロンビアは世界3位の生産量を誇ります。

    大半が小規模農園で栽培されており、栽培から収穫までの作業がほとんど手作業で行われています。

    コロンビアコーヒー豆の生産環境

    コロンビアは国土の大半が山岳地帯のため、アンデス山脈の高度により様々な気候がもたらされます。

    山岳地帯である首都ボゴタの年間平均気温は14℃程度で、1日の気温の寒暖差が激しいです。

    一方で沿岸部の平均気温は25℃程度で、降水量の多さが特徴です。

    乾季と雨季に分かれており、コーヒーの栽培に適した環境が整っています。

    コロンビアコーヒー豆の特徴

    コロンビアでは年間を通してコーヒー豆が生産されています。

    産地や品種、等級などコロンビアコーヒー豆の特徴について知っていきましょう。

    産地(地域)の特徴

    コロンビア国内には、主要生産地とされている地域が3つ存在します。

    北部(カサナレ、マグダレナなど)

    カサナレ、マグダレナ、サンタンデールなど北部に位置する地域は、標高が900~1,300mと低地であることが特徴です。

    気温が高く他の地域よりも日照時間が長いですが、豊富な原生林の木がシェードの役割を果たしてくれるため、コーヒーの木は過度な日差しを浴びることはありません。

    10月~2月の間が収穫期とされています。

    中部(カルダス、キンディオなど)

    カルダス、キンディオ、アンティオキアなど中部に位置する地域は、標高1,300m~1,700mとコーヒー栽培に理想的な場所です。

    肥沃な土壌があり、年間を通してコーヒーの実を栽培できるのが強みです。

    収穫期はメインの9月~12月に加え、「ミタカ」と呼ばれる第二の収穫期が4月~6月にあります。

    南部(カウカ、ウィルなど)

    カウカ、ナリーニョ、ウイラ、スール・デ・トリマなどの南部は赤道に近い地域です。

    標高は1,800~2,300mと他の地域の中で最も高く、気温は低くなります。

    収穫期は1月~6月です。

    コロンビアコーヒー豆の品種(種類)

    コロンビアコーヒー豆

    コロンビアコーヒー豆の品種は、すべて「アラビカ種」です。

    アラビカ種から派生した「カトゥーラ種」、「バリエダコロンビア種」、「ティピカ種」、「ブルボン種」など様々な種類が存在します。

    コロンビアで主に生産されているのはカトゥーラ種とバリエダコロンビア種です。

    コロンビアコーヒー豆の格付け方法と等級

    コロンビアコーヒー豆は、豆のサイズによって等級が決められています。

    生豆を「スクリーン」と呼ばれるふるいにかけて、豆が落ちなかったスクリーンのサイズに基づいて等級が定まります。

    スクロールできます
    等級スクリーンサイズ
    エクセルソ プレミアム18
    エクセルソ スプレモ17
    エクセルソ マラゴジッペ17
    エクセルソ エクストラ16
    エクセルソ カラコル12
    エクセルソ ヨーロッパ15
    エクセルソ UGQ全体の半数以上が15、残りは14

    最高品質のコーヒー、「スペシャルティコーヒー」として取引されるのは、「スクリーンサイズが16以上」の豆か「カラコル」だけです。

    一般のコロンビアコーヒー豆として取引されているのは「ヨーロッパ」や「UGQ」。

    スクリーンサイズが13以下の豆は、コロンビア国内で消費されています。

    ブラジル産コーヒー豆との違い

    コーヒーの生産量・輸出量は世界第1位を誇るブラジル。

    ブラジル生産されるコーヒー豆も、コロンビアと同様大半はアラビカ種です。

    ただしブラジルはコロンビアを始め他のコーヒー生産国よりも低地で栽培されていることから、全体的に酸味が少ない豆に仕上がるという特徴があります。

    コロンビアコーヒー豆の味と風味

    コロンビアコーヒーの味は、全体的にフルーティーな香りとマイルドで強いコク・苦味、濃厚な甘さが特徴です。

    産地(地域)によって酸味が異なる

    コロンビアの国土は南北に広がっており、栽培された地域によりコーヒー豆の風味に違いが生まれます。

    地域ごとの特徴は次の通りです。

    スクロールできます
    地域特徴
    北部コクが強く、酸味は少ない
    中部北部と南部の間くらいでバランスの良い味わい
    南部フルーティーな香りと酸味が強い

    おすすめのコロンビア産コーヒー豆

    コロンビア産コーヒー豆の中でも、特におすすめの商品をご紹介します。

    コロンビア サンアグスティン

    標高1,750m~1,900mに位置するウィラ県 サン・アグスティン村産のコーヒー豆です。

    チョコレートやココナッツ、ジャスミンをミックスしたような甘い香りを強く感じられます。

    コロンビア ゲイシャ

    コロンビア産の「ゲイシャ種」と呼ばれる品種のコーヒー豆です。

    程よい酸味と爽やかな果実の風味がありながら、力強さのある味わいを楽しめます。

    コロンビア サンタマルタ

    コロンビアのサンタマルタで栽培されたコーヒー豆です。

    上品な酸味とほのかな甘味があり、コクと苦味のバランスが取れています。

    コロンビア シエラネバダ

    海沿いに切り立つ山地、シエラネバダで栽培されたコーヒー豆です。

    重めのボディとヘーゼルナッツのような風味、チョコレートのような後味が特徴です。

    コロンビア クレオパトラ

    マイルドで雑味がなく、コロンビア産コーヒー豆の中でも特に上品な味わいが特徴のコーヒー豆です。

    飲みやすいので、ブラックコーヒーが初めての方にもおすすめです。

    コロンビアコーヒー豆の美味しい飲み方

    コロンビアコーヒー豆は、苦味と酸味をバランスよく味わえる「ミディアムロースト」から「フルシティロースト」がおすすめです。

    温度が低めのお湯でゆっくりと抽出すると、コロンビアコーヒー特有の濃厚なボディと甘味をしっかりと楽しめます。

    また、ナッツ類やアーモンドチョコレートとも相性が良いため、コロンビアコーヒーのお供として用意して見てはいかがでしょうか。

    コロンビアコーヒー豆が購入できるお店

    最後に、美味しいコロンビアコーヒー豆を購入できる店舗をご紹介します。

    足を運んだ際は、是非探してみてください。

    スターバックス 「コロンビア」

    ナッツのような風味が特徴で、すっきりと飲みやすいバランスのとれたコーヒー豆です。

    ホットはもちろんアイスコーヒーにもピッタリで、ゴクゴクと飲み進められてしまうくらいに爽やかな飲み口です。

    タリーズ 「ハウスブレンド」

    コロンビア産コーヒー豆に、グアテマラ産コーヒー豆などがブレンドされています。

    程よいボディとスッキリとした酸味を楽しめて風味のバランスが良く、飲みやすいのが特徴です。

    まとめ

    ここまで、コロンビアコーヒー豆について詳しく解説してきました。

    フルーティーでコクのある味わいで苦味と酸味のバランスが良いと評判のコロンビアコーヒー豆。

    同じコロンビア産でも栽培された地域により味わいが異なるため、気分によって様々な種類を試してみてはいかがでしょうか。

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