幻のコーヒー豆「トラジャコーヒー」の特徴や風味から飲み方まで紹介

    第二次世界大戦の影響で一度はその姿を消したため幻と呼ばれる「トラジャコーヒー」。

    キーコーヒーが「トアルコトラジャコーヒー」として復活させてことで人気が再燃しました。

    この記事では、トラジャコーヒーの特徴や風味から美味しい飲み方までをご紹介いたします。

    目次

    トラジャコーヒーとは

    まずはトラジャコーヒーの産地や歴史、栽培の仕方などについて解説していきます。

    「幻のコーヒー」と呼ばれるに至ったエピソードや、上質な味わいを育む栽培環境を見てみましょう。

    インドネシアトラジャ地方が産地

    トラジャコーヒーは、インドネシアのスラウェシ島に位置するトラジャ地方だけで栽培されたコーヒー豆のことを指します。

    希少性・品質ともに高くアラビカ種の中でも最高峰のコーヒー豆で、当初はオランダの貴族の間でのみ流通していたと言われています。

    トラジャコーヒーの歴史

    インドネシアでコーヒー栽培が始まったのは17世紀末です。

    中でも戦前に栽培されていたトラジャコーヒーは、希少性や上品な味わいからごく一部の人々に珍重されていただけでした。

    しかし第二次世界大戦の始まりにより、戦禍に巻き込まれたコーヒー農場は荒れ果てトラジャコーヒーも滅びてしまいます。

    そこで昭和40年代半ば頃、日本企業の「キーコーヒー」がトラジャコーヒーの生産を再び本格化させようと農場開拓に乗り出しました。

    ジャングルの開拓・道路づくりやコーヒー苗の植え付けなど、様々な過程を経てトラジャコーヒーは復活。

    1978年3月には日本国内での販売も開始されました。

    キーコーヒーの「トアルコトラジャコーヒー」

    現在、トアルコトラジャコーヒーは様々なメーカーやブランドが取り扱っています。

    メーカーやブランドごとに異なる商品名が付けられていますが、中でもキーコーヒーから販売されているトラジャコーヒー「トアルコトラジャ」は有名です。

    この名前は「トラジャ(TORAJA)」「アラビカ(ARABIKA)」「コーヒー(COFFEE)」の頭文字2つをそれぞれとって組み合わせた言葉から名付けられました。

    トラジャ地方で生産されたアラビカ種のコーヒーという意味があります。

    トラジャコーヒーの栽培環境

    インドネシアは17,500もの島々からなる赤道直下の島国で、中でも4番目に広いスラウェシ島に位置するトラジャ地方がトラジャコーヒーの栽培地です。

    スラウェシ島は山岳地帯で、標高1,000m~1,800mと上質なアラビカ種のコーヒー豆栽培に適した環境と言えます。

    肥沃な土壌・適度な雨量・昼夜の大きな寒暖差の中で育ったトラジャコーヒーは、実が引き締まって香り高く味わい深い仕上がりとなるのです。

    トラジャコーヒーの栽培方法

    トラジャコーヒーは現地の住民が所有している小規模農園にて、無農薬で栽培されています。

    自生している木をシェードツリーとして活用することでコーヒーに適度な日光を浴びせていたり、コーヒーの果肉を肥料にするなど自然を生かした循環的な農法で栽培しているのが特徴です。

    また、機械化が進んでいないため収穫・脱殻・ふるい分けなどの工程はすべて手作業で行われています。

    トラジャコーヒーの特徴

    トラジャコーヒーの特徴

    トラジャコーヒーとはどのような味がするのでしょうか?

    ここでは、味の特徴や高い品質が保たれている理由について解説していきます。

    フルーティーで軽やかな酸味のトラジャコーヒー

    トラジャコーヒーは優しい苦味とフルーティーで軽やかな酸味、独特で芳醇な香りが特徴のコーヒー豆です。

    力強いコクと滑らかな口当たりも楽しめる表情豊かな味わいから、グルメコーヒーとも呼ばれています。

    トラジャコーヒーの格付け(グレード)

    トラジャコーヒーは、インドネシアの基準をもとにグレード分けがされています。

    コーヒー豆300g中に含まれる欠点豆を見て格付けが行われるのです。

    グレードと欠点豆の数は以下の通りとなります。

    スクロールできます
    グレード欠点豆数
    グレード10~11
    グレード212~25
    グレード326~44
    グレード445~80
    グレード581~150

    トラジャコーヒーの品質が高い理由

    先ほども解説した通り、トラジャコーヒーの栽培地は上質なコーヒー豆を育てるための条件が揃った理想的な環境です。

    更に、キーコーヒーが取り扱うトアルコトラジャは非常に厳しい品質規格が設けられています。

    収穫されるのは赤く完熟した実だけで、一粒ずつ熟練者が厳選しながら手摘みしていくのです。

    選別の際も発酵豆・黒豆・砕け豆など、コーヒーの品質を損なうような欠点豆を熟練者によるハンドピッキングで徹底的に除かれています。

    このように、コーヒー栽培に理想的な環境と厳しい品質管理のうえでトラジャコーヒーの高い品質が保たれているのです。

    トラジャコーヒーの美味しい飲み方

    ここでは、トラジャコーヒーの上質な味わいをより引き出せる飲み方をご紹介します。

    トラジャコーヒーの焙煎度

    トラジャコーヒーの美味しさを最大限に引き出すためには、中~深煎りがおすすめです。

    コクの力強さを引き立たせるだけでなく、トラジャコーヒー独特の香りをしっかりと楽しめます。

    トラジャコーヒーはストレートで味わうのがおすすめ

    トラジャコーヒーはブレンドコーヒーに使用されることもありますが、本来の味わいを楽しむにはストレートで飲むのがおすすめです。

    ブラックはもちろん、ミルクやクリームを入れても美味しく飲めます。

    一口目はブラックでトラジャコーヒーの香りや味わいを楽しんでから、ミルクやクリームを入れて味を変化させてみても良いでしょう。

    通販で買えるトラジャコーヒーの値段(価格)

    最後に、通販でも購入できるトラジャコーヒーをご紹介します。

    カルディ 【焙煎珈琲】ママサ(トラジャ地区産)

    カルディから販売されている、トラジャ地区産のコーヒー豆です。

    柔らかな苦味と程よいボディが特徴で、ほんのりとした甘味も楽しめます。

    カルディ 【焙煎珈琲】ママサ(トラジャ地区産)
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    キーコーヒー トアルコ トラジャ(豆)

    トラジャコーヒー栽培を復活させた、キーコーヒーによるトラジャコーヒー豆です。

    2010年に日本のレギュラーコーヒーでは初の「iTQi優秀味覚賞」を受賞し、その後も5年連続で同賞を受賞してるという逸品。

    カフェ工房 レギュラーコーヒー カロシ・トラジャ

    トラジャコーヒー最大の特徴である芳醇な香りと苦味はありながら、酸味は控えめです。

    遠赤外線で焙煎することでより香り高い仕上がりとなっています。

    購入の際は豆か粉かを選べるのも嬉しいポイントですね。

    まとめ

    ここまで、トラジャコーヒーについて解説してきました。

    インドネシアのトラジャ地区で生産されているトラジャコーヒーは、一度は滅んでしまったものの日本企業のキーコーヒーの活動により復活を遂げました。

    独特な香りと苦味、力強いコクが特徴で、コーヒーにとって理想的な環境と厳しい品質管理のもとで生産されています。

    トラジャコーヒーは通販でも購入できるので、まだ飲んだことがないという方は是非一度その上質な味わいを楽しんでみてください。

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