濃厚な苦味「マンデリンコーヒー」の豆の風味と特徴を紹介

    インドネシアのスマトラ島で生産されるマンデリン珈琲。

    酸味が少なく濃厚な苦味が強いことで知られています。

    この記事では、マンデリンコーヒー豆の特徴から風味、美味しい飲み方までを解説。

    通販で買えるおすすめのマンデリンコーヒーも3つご紹介いたします。

    目次

    マンデリンコーヒーとは

    マンデリンコーヒーの産地インドネシア

    高級銘柄として名高い「マンデリンコーヒー」はアジアのインドネシアで生産されています。

    酸味が少なく苦味が特徴のマンデリンは、甘い濃厚スイーツにもぴったりの銘柄です。

    ここでは、マンデリンコーヒーの産地と名前の由来について解説します。

    マンデリンコーヒーの産地

    マンデリンコーヒーの産地は、コーヒーの生産大国として知られるインドネシアのスマトラ島です。

    世界第4位のコーヒー大国であるインドネシアには1万以上もの島々があります。

    その中でもスマトラ島は、国内全体で生産されるコーヒー豆のうち約70パーセントを生産するほどのコーヒー生産地です。

    マンデリンコーヒーの名前の由来

    マンデリンという名前は、スマトラ島のマンデリン族が栽培していたことに因んで付けられました。

    インドネシアに最初に持ち込まれたアラビカ種を元に、マンデリン族主導で栽培されてきたマンデリンコーヒーは、今や世界的に知られた高級銘柄となりました。

    マンデリンコーヒーの特徴

    マンデリンコーヒーの特徴

    マンデリンコーヒーは日本でもとても評価が高い銘柄で、ブルーマウンテンが有名になるまでは世界一のコーヒーとしても知られていました。

    マンデリンコーヒーの味

    マンデリンコーヒーの味は、よく「コク深い」と表現され、酸味が少なく、濃厚な苦味が特徴で独特の後味また香りがあります。

    単一で飲まれることもありますが、ブレンドコーヒーも人気です。

    マンデリンコーヒーは濃厚なスイーツなどに合う銘柄と言われています。

    マンデリンコーヒーは希少性が高い

    現在インドネシアで生産されているコーヒー豆のほとんどは安価で病害にも強いロブスタ種です。

    一方、マンデリンはアラビカ種を元にして栽培されたもので、現在インドネシアで生産されているコーヒー豆全体のうち5から10パーセントほどしか生産されておらず、とても希少価値の高い銘柄となっています。

    スマトラ式による精選を行なっている

    マンデリンコーヒーの持つ独特の香りを生み出しているのが、スマトラ式と呼ばれる精製処理法です。

    通常は生豆の殻がまだついた状態で乾燥させ、乾燥後に脱穀します。

    しかし、スマトラ式はまず予備乾燥をして、まだ半乾きの状態で脱穀をします。

    そして再度、生豆を乾燥させるので、乾燥工程が2度あるということになります。

    この方法によって、独特のハーブのようなエキゾチックな香りが生まれます。

    マンデリンコーヒーのグレード

    マンデリンコーヒーのグレードはG1、G2、G3と格付けされていて、数字が小さいほどにグレードが高くなります。

    G1が最高級品ということになりますが、中にはSG(スーパーグレード)というものもあります。

    SGはG1グレードからさらに選りすぐりの大粒の豆を集めたグレードとされていますが、正式なグレードではなく主に商品名として付けられています。

    マンデリンの焙煎方法

    コーヒー豆の風味を大きく左右するのが焙煎方法です。

    8段階ある焙煎方法のうち、マンデリンは中深煎りのシティローストと、深煎りに近い中深煎りのフルシティローストが特におすすめとされています。

    ①シティーロースト

    シティローストは中深煎りの焙煎度です。マンデリンは焙煎が難しいと言われていますが、それには水分量が多いという理由があります。

    それで、しっかりと焙煎するために強めの火力で苦味が出るほどまでに焙煎するのがポイントです。

    シティローストはマンデリンのコク深い苦味が出始める焙煎具合といえます。

    ②フルシティロースト

    シティローストの次の段階のフルシティローストは深煎り一歩手前の焙煎度となります。

    酸味が抑えられ、マンデリン最大の特徴である苦味が強く、それでいてすっきりとした味わいと香りを十分に引きだすことができます。

    マンデリンの抽出方法

    マンデリンコーヒーはドリップでも、水出しでも美味しく飲むことができます。

    特に、水出しコーヒーはインドネシアが発症ですが、苦味が特徴のマンデリンにはぴったりの抽出方法です。

    ドリップ

    ドリップで飲む場合、温度を低めにして抽出時間を短めにすると、コクがありながらもすっきりとした苦味と香りを楽しむことができます。

    マンデリンの強い苦味をもっと引き出したい、濃厚なボディを楽しみたいという時は温度を高めにして、抽出時間を長めにしてみるのもおすすめです。

    水出し

    水出しコーヒーもおすすめです。

    水出しコーヒーはインドネシアが発祥ですが、苦味が強い銘柄は水出しに向いていて、水出しのマンデリンコーヒーはすっきりとさわやかな味わいでのどごし良く飲めます。

    マンデリンはカフェオレに適している

    マンデリンはカフェオレに適している

    深煎りの苦味のあるコーヒーはカフェオレにぴったりなので、マンデリンはカフェオレにもオススメの銘柄です。

    そのままではちょっと苦味が強いと感じる方も、カフェオレならマイルドながらもコクのある上品な苦味と香りの虜になることでしょう。

    通販で買えるおすすめのマンデリンコーヒー3選

    通販で購入可能なおすすめのマンデリンコーヒーを3つご紹介します。

    カルディ マンデリンフレンチ

    カルディのマンデリンフレンチは、しっかりとした苦味がありながら、最後に残る柔らかな余韻を十分に楽しむことができる深煎りテイストとなっています。

    アイスコーヒーやカフェオレに向いています。

    カルディ 焙煎珈琲マンデリンフレンチ/200g
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    マンデリンG1

    マンデリンの中でも最高グレードのマンデリンG1は、コーヒー豆ショップの中でも常にトップクラスの人気を誇ります。

    エキゾチックな独特の香りと上品な味わいが特徴です。

    マンデリン・アチェ/200g

    スマトラ島最北端に位置するアチェはアラビカエリアで、マンデリン生産全体の70パーセントがこの地で生産されています。

    特にガヨ高知は優れたコーヒーエリアとして世界に認められており、マンデリン・アチェはクリームのようなコクとカラメルのような苦味が楽しめます。

    まとめ

    ここまでインドネシアのスマトラ島で生産されているマンデリンコーヒーについて解説いたしました。

    マンデリンコーヒーは、スマトラ式と呼ばれる独自の精選方法により生み出される独特の味わいが特徴で、多くのコーヒーファンを魅了しています。

    中深煎りから深煎りの焙煎でマンデリンの魅力を最大限に引き出し、苦味とエキゾチックな香り、コクのある味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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